1 テーマ 「大学改革強行の現状」
2 報告者 斎藤安史氏 (元群馬大学)
3 日時会場 2015年11月11日(水)18:00〜20:00
群馬大教育学部A棟3階A311教室(予定)
会場案内 http://www.gunma-u.ac.jp/campus_map/g3062
※時間帯に誤りがございました。17:00~ではなく、18:00に修正いたします。
4 参考文献
『日本の科学者』11月号に斎藤安史「科学・技術政策の変化と大学・教育政策」があります。
このテーマは、県内の各大学の現役の先生方、組合関係者にはとても参考になるものと思いますので、多くのお知り合いをお誘いいただき、現下の大学をとりまく状況について学び、議論していきたいと計画しています。
当日の様子です。
2015年11月11日、「大学改革強行の現状」として、元群馬大学の齋藤安史氏より報告があった。主として2015年度の大学改革の整理・検討に関する報告だった。5月27日には、国立大学法人評価委員会から、国立大学法人等の組織及び全般の見直しについての通知があり、「ミッションの再定義」が報告された。9月9日には、日本経団連が「国立大学に関する考え方」といて、文科省の通知が即戦力を求める産業界の意向であるとの見解は、誤っているとの報告があった。さらには、9月18日の学術会議幹事会では、文科省が大学の自己改革を促すのが目的で、人文社会科学系の学問を軽視しているわけではないとの反論もあった。財務省の10月26日の提案では、運営費交付金と補助金で財政の7割を占める現状を毎年交付金で1%削減しつつ、自己収入を1.6%増やすことで、私立大学との授業料格差を均等化することが提起されている。こうした状況に対して、齋藤氏からは「経済的利益のための教育」と対峙して「デモクラシーのための教育」の提起が必要だとの紹介があった(N.S)。
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